出張ひろば

毎週水曜日は公民館で行われる出張ひろばの日。今日は子供への上手な声のかけ方をアドバイスしますという「はぐくみプログラム」に予約してあったので、出かけてきました。

長い時間待って入れない子連れだし、ちょっと話を聞いて終わりかな?と思っていましたが、中に入ってみるとスクリーンが出ていて何だか本格的。NPO法人の方と2人の保母さんが来ていて、部屋の前半分でお母さん達が話を聞いて、後ろ半分で先生達が子供達見ていてくれるという体制でした。

「お子さんの目を見て、「お母さんはお話しを聞いてくるから、ここで先生達と遊んでいてね」と言って下さい。小さな子でも分かりますから。そして、褒めてあげてください」と言われ、やってみたけど、心結ちゃんは拒否。ずっとママの傍から離れられませんでした。



内容はコモンセンスペアレンティングの講習会でした!

本来なら、2時間×6回のコースを、今日は1時間半で教えて頂きました。

まず、コモンセンスペアレンティング(CSP)とは。。。
アメリカの児童施設で10年間、ケアワーカーと子供達との良好な関係構築、
子供の社会自立の成功を視点にした研究の結果、確立されたもの、とのこと。
今では全世界で多く採用され、効果を上げているスキルだそうです。
CSPの大きな特徴は、子供の問題行動を予防すること。
大人が子供に行って欲しいことを具体的に話して練習し、
その行動が見られたら、具体的に褒めるといった行為を繰り返すことで、
大人と子供の信頼関係ができ、子供自身が適切な社会スキルを多く身につけて、
社会で成功する可能性を高めるそうです。
ひと言で言うと、「褒めて育てる子育て」、かな?




よく牛乳をこぼす心結ちゃんに「こぼしちゃダメじゃない」って言ってしまうけどこれはNG。「こぼれちゃったから、お掃除しようね」とひとりで掃除できない年齢だったら一緒にお掃除すると良いらしい。

具体的に子供と関わり方を動画にしたDVDを見せてもらって、とても分かりやすい講義でした。このDVDアメリカ製で字幕付き・・・。

隣の人と「マイブーム」について話をするアクティビティーもしました。初めは二人とも座って。次は一人が立って、一人は座ったままお話し。その次は背中合わせで。最後に少し離れてお話し。
子供と同じ目線で、話をしないと伝わらない!遠くから言っても伝わらないという事を体感するためのものでした。

最後に質問コーナーが設けられていました。

Q.「料理をしている時にキッチンに入ってきて、ついダメと言ってしまうがどうしたらいいか?」とう私と同じ悩み。
A.「ママと遊びたいのだから15分でも遊んであげましょう」との事。早速実践してみようかな。



最初からママから離れて後ろで遊んでいた男の子のママさんは
「スーパーで走り回ってしまう」

1歳9か月なのにママに「暑いね」と話しかけられると「暑くない」と答えたり、心結ちゃんが使ってた玩具を貸してあげると「ありがとう」が言える女の子のママさんは
「食事の時、同じ月齢の子はみんな自分でスプーンを使って食べるのに、家の子は食べない」

といったお悩みでした。心結ちゃんは知らない場所でママから離れて遊べないし、少しの語彙しか話せないけど、外で走り回ることはないし、自分でモリモリご飯を食べる・・・。子供の出来る事、出来ない事はそれぞれで、ママの悩みもそれぞれあるんだという事がよく分かりました。

今日はとても有意義な時間を過ごすことができました。最後にはどの子もママから離れて遊んでいたのに、心結ちゃんは最後までママにべったり。私は離れて遊べるといいのにって思ったけど、保母さんは「ずっとママのお膝に座っていてお利口だったね」と褒めてくれました。保母さんって皆に目が行き届いていて、褒めてくれる・・・すごいなぁと思いました。来月には保母さんをしている友達が帰省するので、また色々話を聞いてみたいと思います!楽しみ♡